2025年11月24日(月) 晴れ -煮もの-

お休みの日の朝は、まどろみを持てあますことが出来る好きな時間の一つだ。午前から美容室に行く旦那を送り出し、家の掃除機をかけたり溜まっていた埃を拭き上げる。掃除はあまり得意でないけど、汚いままで生活ができるほどは荒んでいない。ただ四角い部屋をまるく掃いてしまうというだけ。

手早く掃除を済ませ、今夜の夕食作りに取りかかる。最近めっきり寒くなってきたのでおでんにしようと思う。

さて、彼は何をしてるかなと思い、メッセージで電話したいと伝えると楽しみにしていると返信があった。すぐに電話をかけてみる。こういう時の電話は嬉しいのになんだか大抵ぎこちない。多分彼も私も本当の自分じゃない姿で過ごしているが故にその日常に相手が現れることに違和感があるし、どうしたらいいのか分からなくなってしまうのだ。

電話をしながら、玉子をゆでる。大根の皮をむく。昆布で出汁をとる。

彼は休日だというのに、オフィスに行くという。お昼は私の作っておいたオムライスを食べたそうだ。それから2日間寂しかったことや、心情を伝えて、お互いの気持ちについて話した。こうゆうときの電話の終わりはいつだって寂しくなり、気まずい気持ちを私に残す。いつでも彼とぴったり重なるはずの想いが2,3日会わないと少しだけ歯車が狂う感じがするのだ。軋む音に胸がチクリと痛む。

でもその痛みさえも、もはや愛しいのだ。彼でなければそもそも本当の私なんて見つけられなかったことの証のようにも思うし、いかに私という人間が見せかけなのかを認識させられる。

今夜のおでんのために大根を煮ながら、これが彼を待つ時間ならいいのにと願わずにはいられなかった。


▼ この日の “もうひとつの視点”
2025年11月24日(月) 晴れ -彼女の好きなところ-

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