土曜日。朝起きて、スマホのスケジュールアプリを開く。彼女とこっそり予定を共有している。今日は旦那とお出かけらしい。連絡は少なめかな。少し寂しい気持ちはあったけど、心の中で、
「せっかくだし、楽しんできておくれ」
と、言ってみた。さて、僕はどうしようかな。
土曜日、前までは家族とお出かけの日だった。朝から子どもたちと近くの公園に散歩しにいき、車で遊びに出かける。モールのフードコートで席取り合戦をしてみんなでお昼を食べる。帰宅をしたら子どもたちをお風呂に入れて、遊びに付き合いつつ、寝かしつけの時間。
朝から晩まで泣いたり、笑ったり、叫んだりの声が聞こえる生活だった。離婚してからはそんな音は聞こえなくなり、代わりに聞こえるのはNetflixのドラマや空気清浄機の音、隣人の生活音になった。
寂しくなったかと言われれば、寂しい。ただ、子どもたちに愛情がないわけじゃないけれど、父親というのは意外と薄情なのかもしれないと思うくらいには平気だ。僕がおかしいのかもしれないけれど。でも、子どもたちに会えなくなったわけではないし、あの子たちの成長を遠くで見守っていられれば良いと思ってる。家族の形は色々だ。全部、僕のエゴかもしれないけど、どうしたって、そうなのだからこれでやっていくしかない。
結局今日は、仕事納めに向けて少しだけ仕事を片付けておこうと思って、午前中はオフィスに行った。休日のオフィスは誰もいなくて集中ができて本当に好きだ。僕も彼女も仕事人間じゃないけれど、仕事の負荷には多分、他の人に比べると相当に強いタイプだと思う。そんなところが、彼女の好きなポイントなんだけど。
午後からは、友人が体調を崩して入院してしまったので、そのお見舞い。元気そうで何より。1~2時間、駄話をしているうちに、疲れが出たのか病室で寝てしまった。友人からは、病人に見舞いに来て、いびきかくやつがあるか、と怒られてしまった。
たまたま、僕の母校のすぐ近くの病院に入院していて帰りは久しぶりに高校時代の通学路を通ってみた。随分と変わってしまっていたが、いくつかは当時の面影を残していた。まさに青春、いろんな気持ちを駆け抜けた三年間だったなとしみじみして、時の流れの早さに気づく。あの時、思い描いていた人生を歩めているだろうか。なんて、小説のようなことを考えてみて、すぐにそもそも思い描いていた人生がなんだったのかを忘れてしまっていることに気づいた。
記憶はどんどん薄れていくし、大人になるっていうのは時々、すごく大切なことを置いてきてしまっているんじゃないかと不安になる。
そんな土曜だった。帰宅して、時間を持て余したから、夕食を作ることにした。作ると言っても、男料理の定番のカレーだ。なかなかうまくできた。彼女が、うちで料理を時々しているのをみているからだんだん、料理の要領もわかってきた気がしてたけれど、やっぱり彼女が作るカレーの方が美味しいなと思った。また作ってもらおう。
今日はそんな1日だった。それじゃ、また明日。

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