以前までの僕は、暇があれば車で1人でどこへでも行ってしまうタイプだった。
土日時間があれば、Googleマップで行ったことのないスポットを探して車で2,3時間かけてふらっと向かってみる。そんなことをよくしていた。
だけど、1人暮らしを始めてから、それができなくなった。
どこかへふらっと行ってみようと思うが全く気乗りしない。なぜだろう。一日中家にいて流石に外に出ないと、と思って車を走らせる。一応の目的地を決めて行くが、途中まで来て引き返してしまう。
そんなことを、この数ヶ月ずっと繰り返してきた。
今日、ようやくできなくなってしまった理由がわかった気がした。
以前までとの決定的な違いは──家に誰もいないことだと思った。
これまでの人生、僕にはいつも”待っている人”がいた。彼女だったり、家族だったり。
家に帰れば誰かがいる。その安心感があったからこそ僕は気にせず遠出をして、その時間を楽しめていたんだと気づいた。
あの頃の生活も、その前の生活もずっとラッキーが続いてただけだったのかもしれない。
1人の時間の過ごし方をもう一度考え直さないといけない。
今の僕には、家のソファーとキッチンの換気扇の下がいちばん居心地がいい。

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