2025年12月10日(水) 晴れ -安全な距離-

最近も変わらず、朝のルーティンから僕らの1日は始まっている。

いつもの場所、いつもの時間、いつもの音。彼女が駆け寄ってくる、ハグをする、キスをする。この時間だけは無くならないようにと2人で守ってきた時間だ。

だから、この時間はお互いのコンディションがよくわかる。「あ、今日はなんか嬉しそうだな」とか、「なんか話したいことがあるんだろうな」とか。そういうのが一番わかる気がする。

だけど、最近、なんとなく彼女の気持ちがわからなくなってきている気がする。正確にいうと、わかっているはずなのに、自分の中に落ちてこないというか、透明な膜で覆われた感じで直接触れられないような、もやもやした感じだ。

理由はわかってる。僕の悪い癖が出ているんだ。

離婚して、一人暮らしをしてから毎日寂しくて、彼女のことばかり考えていた。だけど、ここ最近はそんな生活にも慣れて1人でいられるようになった。でも、本当の本当はそんなこと全然なくて気持ちをコントロールできるようになっただけ。だから、彼女に会うとすごく嬉しいし、幸せなのに、会えない時間の反動を考えて僕が勝手に”心の安全な距離”を作っちゃっているんだと思う。

今の彼女を全力で見ていたいし、感じていたいのにそれとは矛盾したことをしてしまう自分が心底嫌になる。

限られた時間、本当は彼女といっぱい話したいし、たくさん気持ちを伝えたいと思っているのに、気持ちをオフにしようとしてしまう。

そんな僕の性格を彼女はわかっているから何も言ってこないし、気にしていないんだと思う。だけど、申し訳ない気持ちになる。悪いことをしちゃってるなって。

今日だって、仕事終わりに彼女と過ごせたのにずっとそんな感じだった。最悪だ。

帰宅して、彼女との写真を見返したり、楽しかったことを、一緒にしたことを思い出してさっき出せなかった気持ちを僕の中で消化させる。全然足りない。

ただ好きで一緒にいたいだけなのに、どうしてこうも難しいんだろう。そんなことを鬱々と考えながら、1人タバコを吸った。

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