2025年12月8日(月) 晴れ -春の匂いと散歩の記憶-

今週末は土日とも予定があり、忙しかった。

土曜日は友人と温泉巡りを、日曜日は仕事の関係で午後から日付が変わるまで会食。バタバタと過ぎていき、気づけば月曜になっていた。

リフレッシュはできたかというと、なんとも。結局はどんなに忙しくしていたって、どこかでは彼女のことを想ってしまって目の間のイベントもなんだか、ぽっかりと穴が空いたような感じだった。

彼女は彼女でやはり忙しくしていて、あまり連絡も取れなかった。

今日はそんな週末を過ごしたから、彼女に会いたかった。彼女も同じ気持ちだったようで、いつものように仕事終わりに少しだけ会うことにした。いつもの場所で彼女を車に乗せ、いつものように僕の家で過ごした。

金曜の夜ぶりに会った彼女は少し疲れて見えた。というより、仕事のごたごたや旦那とのやりとりにうんざりしているようだった。車で僕の家に向かう途中、彼女は旦那の話をしながら、「いかに自分と性格が合わないか」、「結局は私のことを見ているようで自分のことばかりを考えていて気持ちなんてない」、というような話をこぼしていた。

話を聞く限り、僕もそう思った。過去何度も同じような話を聞き、その度になぜ一緒にいるのだろうという気持ちになる。僕はしょうもない人間だから、そんな話を聞くと自分のことを好きでいる理由を裏返しに伝えられているような気がして嬉しかった。

だけど、それと同時に彼女はそんな僕の性格をわかっているから、そういう話をしてくれているのかもなと穿った見方もしてしまう僕がいた。

車を運転しながら、でも、今は、こんなに愛している僕は彼女とはいられなくて、「話の中の旦那」は彼女と寝食を共にして生活をしているんだなと、思って、それ以上考えるのを辞めた。

今は時が満ちていないだけだ。

そうなんだったら、今のこの瞬間、一緒にいられるこの時間を大切にして、全力で彼女を見ていたいなと最近は強く思っている。目の前の彼女は、今を過ぎたらもう戻ってはこないのだから。

彼女を送り届けて、外に出ると、先週までの急な冷え込みと寒さが嘘みたいにしっとりした空気が漂っていて僕はコートを脱いだ。彼女と仲良くなった頃、よく2人で仕事の帰り道に散歩をしていたことを思い出した。

どうしてだか今日は、春先の夜の匂いがしていた。

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