恋人との関係が深くなると、会えない時間が苦しくなってくる。
すぐに同棲というわけにもなかなかいかなかったりするわけで、結局、2人で一緒にいるということは、「2人でいない時間」が生まれるということとセットだ。
相手のことが好きであれば好きであるほど、
- 急に1人になった時間が重くなる
- さっきまで一緒にいたからこそ、寂しさが溢れてくる
- 相手の予定がわかっていても「何をしているのか」と不安になる
- 普段通りのメッセのやり取りなのに、なぜだか相手のテンションが低いと感じる
こんな気持ちになったりする。会えないというだけで、恋愛は心の想像力を暴走させがちだ。
今回は、恋人に会えない時間がどうしてこんなにも苦しいのかの理由と、その正しい扱い方・対処法を考えてみた。
なぜ”会えない時間”は不安になるのか
まずはシンプルになぜ、会えないと不安になるのか。これについて考察してみる。
会えない=不確実性が増す
会えない時間というのは、物理的に相手の様子が確認できない時間だ。隣にいれば、当たり前だけど相手が何をしているかを目で見て確認できるし、相手の表情や声のトーンで気持ちを押し測ることができる。
だけど、会えない時間はそれができない。だから、僕らはどうするか。
想像してしまうのだ。
冒頭にもあったように、「今何しているのか?」「メッセではこう言ってるけど、きっとこう思っているんだろうな」などと、あれこれ想像を巡らして相手の状況を補完しようとしてしまう。
これは、僕らが弱いからとかいうわけではなく、そもそも人間の脳が不確実性を嫌うという構造になっているから。
相手の温度が見えなくなる
恋人に会えない時間は、相手の声のトーンや匂い、表情などから無意識に拾っている相手の”温度”が見えなくなるときだ。
昨日まで一緒にいて、お互いに愛し合っていることが温度として感じれらていても、それができなくなると、
「昨日まではあんなに愛してくれたのに」という気持ちがもたげてきて、「今日は温度が違って見える」という状態になるというわけだ。
標語的には、
お互いの「距離」が広がると、「温度」が揺らいで感じる
ということになると思う。
会えないと”昨日との差”がより強いギャップとして広がる
特にこの「温度」の揺らぎは、直前までの幸福感が高ければ高いほど大きくなる傾向があるようだ。
楽しかった日の翌日の孤独ほど、心がズーンと沈む瞬間はない。昨日まであった温度の差分が「相手の不在」として心に刺さってくるのだ。
これは誰しもが経験あることだと思うし、恋愛に限ったことではないけれど、こと恋愛においてはこのギャップがどうしようもなく不安という形で大きく心にのしかかってくるのだ。
会えない時間に生まれる”想像の暴走”という問題
会えない時間が長くなると、人の想像力は暴走をしてしまう。
日記でも書いたけど、恋人と幸せな時間を過ごした後の連休期間なんてのはほんとに苦しい。
部屋の静けさが逆に心をざわつかせる
連休や週末に1人、部屋にいると相手のことをどうしてもあれこれ想像してしまう。
- 何をしているのか?
- 誰といるのか?
- どんな表情をしているのか?
- どんな気持ちなのか?
などと想像が広がっていき、それを確認できずにまた想像で補うという負のスパイラルに陥る。
心がざわざわして落ち着かない。
メッセから相手の機微を読み取ろうとする
会えない時間はメッセのやり取りをすることも多い。だけど、一緒にいればなんてことないメッセージも不安を煽ることになる。例えば、
- 「会えなくて寂しい」
- 「今から会えたら嬉しいのにね」
- 「大好きだよ」
こんなメッセージも、普段は素直に受け取れるのに、色々と想像をふくらましてネガティブな側面を読み取ろうとしてしまう。
会えない時間の扱い方
会えない時間の苦しさを少しでも解消させるための、会えない時間の扱い方を考えてみた。
① 心の空白を”埋めようとしない”
無理に心の空白を埋めようとするのは結局、悪い想像を招き入れることになる。ネガティブスパイラルの入り口はこの心の空白を埋めようとすること。
何度もスマホを手に取っては来ていないメッセージを確認したり、写真を見返してみたり。
だから、無理に埋めようとせず、一旦はそのままの空白を置いておこう。
そこに次の②〜⑤をして、自然とその空白が埋まるようにするのが良いと思う。
② 想像してもしょうがないことをしないことを意識する
これは元も子もない話だが、一緒にいられていない時間にいくら想像したところで確証は得られないわけで、想像してもしょうがない。
でも、意外とこの当たり前のことができなかったりする。ついつい、相手のことを考えてしまう。それだけならいいが、そこで止まらないのは目に見えている。
だから、最初から想像するのはやめよう。
そのためには、
- 場所を変える
- 予定を入れる
- 人に会う
ということをして、意識をそっちに向けるのが大切だと思う。
③ 場所を変える(外に出る・動く)
部屋に1人きりでこもっているのはほんとに良くないと思う。同じ場所にいることで、同じ思考のループに入ってしまうというのは人間の性。
好きなことをして夢中に慣れてれば良いが、なかなか一日中それも維持できない。
場所を変えて、外に出てみることで気分転換をしてみることだ。
コンビニでも、散歩でも、ドライブでもいい。外の空気を吸うだけで、心は一段階リセットされる。
”動くこと”そのものが、心を切り替えるスイッチになると思う。
④ 小さな予定を積む(本を読む・コーヒーを入れる・買い物)
会えない時間が無限に広がって見えるのは、「予定」という区切りがないことも原因の一つだ。
何も、しっかりした予定を入れなさいというわけではない。ほんの些細なことでも「予定」として自分の中に置いてあげれば良い。
- 読みかけの本を1章だけ読む
- 少し良いコーヒーを淹れてみる
- 車にガソリンを入れに行く
- なくなりかけの日用品を買いに行く
こんな感じの予定でも、心が「何もしない時間」に飲み込まれなくなると思う。人は区切りのない行動に不安になるものなんだ。
⑤ 距離は“愛情の量”と無関係だと理解する
会えない=気持ちが離れた、ではない。
これをまずは理解すること。連絡の頻度や物理的な距離は愛情を測る道具ではないから。
むしろ、距離がある時こそ、愛情の深さや信頼、相性が試される。
会えない時間は、本来「関係を育てる時間」になる
会えな時間というのは、不安に押しつぶされそうになる時間じゃなくて、本来は「関係を育てる時間」。
会っている時間より、“会えない時間の扱い方”が関係を決める
会えない時間を2人の関係を育てる時間にするには、その時間の扱い方が大切。むしろ、会っている時間よりも会えない時間の方がより、2人の関係には効いてくると思う。
距離があるから不安になるのではなく、不安になるほど大切な相手だから距離が響くだけ。
距離は愛情の証ではなく、関係の“揺れ幅”みたいなものだ。
自分の時間が整っている恋愛は長く持つ
だからこそ、この”揺れ幅”を整えてあげることで、会えない時間が不安に襲われる時間じゃなくなってくると思う。
お互い、会えない時間を「関係を育てる時間」と理解して、その時には自分の時間をしっかりと生きる。
そうすることで、この”揺れ幅”も小さくなり、距離が空いたから愛情がなくなったみたいな関係から大きく成長することができると思う。
自分の時間が整っている恋愛こそ、長く続く恋愛というわけだ。
不安に潰されない“自分の軸”を持つと距離は軽くなる。
まとめ──会えない時間は、信頼の器が試される瞬間
会えない時に壊れるのは、お互いの「距離」ではなくて、「想像」。
この想像の暴走が不安を呼び、お互いの距離をわからなくして関係が壊れていってしまう。
だから、恋人に会えない時間が苦しいのであれば、相手を信じるというよりは、むしろ”自分の不安の扱い方”を見つけてあげることで、会えない時間に対処し、2人の関係も良くなっていくと思う。
2人で会えない時間をどう扱うか。それが、2人の未来の幸福の土台になっていくんだと思う。

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